第46回 ゲノムって

みなさん、こんにちは!

ゲノムとは、遺伝子をはじめとする遺伝情報の全体を意味します。
これは、体をつくるための設計図のようなもので、一人ひとり違うそうです。
1人のゲノムには約2~3万種類の遺伝子が含まれているとされ、遺伝子ごとに体をつくるためのさまざまな機能があります。

日本人の死亡原因の第一位を占めるがん(悪性新生物)は、ゲノムの変化に伴って遺伝子が正常に機能しなくなった結果、発生する病気です。
ほとんどのがんは、喫煙や生活習慣、加齢などが原因となっており、正常な細胞内の遺伝子が後天的に変化(変異)することによって、がん細胞が発生するといわれています。

遺伝子の変化を調べて一人ひとりの患者さんに最適な治療法を探す「がんゲノム医療」が2019年6月に公的保険の対象になりました。
医師が必要と判断した場合は、がん遺伝子検査が保険診療で実施されています。
患者さんそれぞれのがんの遺伝子を調査して抗がん剤を選べば、治療の効果も高められるそうです。
最先端の治療ですね。

アメリカやイギリスでは100万人以上の規模でゲノム解析が進められ、がんや先天的な難病に最適な治療法を選んだり、効果が高い新薬を開発したりするのに役立てられています。
国内でも、厚生労働省が2019年12月、最大約9万人分の日本人のゲノムを解読する計画を発表しました。

効果的な治療が早く一般に普及するとよいですね。

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