第43回 おでんの話

みなさん、こんにちは!

朝晩冷え込んで、暖かいドリンクやフードが恋しい季節ですね。
コンビニエンス・ストアの店頭にも、おでんが並び始めました。
大根、ゆで卵、昆布、こんにゃく、ちくわ、巾着など、定番のおでん種が大きな鍋の中でぐつぐつと美味しそうに煮込まれています。
やはり、寒い季節の定番メニューですよね。


最近、おでんを販売する屋台を見かけなくなりましたが、コンビニエンス・ストアの商品だけでなく、
スーパーのおでんセットや居酒屋・レストランのメニューなどでも、おでんを気軽に楽しむことができます。

シンプルなレシピだけに、差別化のポイントは、やはり練りものでしょうか。
魚のすり身を主原料とする練りものの商品開発には、大企業から地方の小規模企業まで参画して、バラエティ豊かに売場やメニューを活性化しています。
また、冷たいおでんなども開発されて、夏の需要を創出しているようです。

さらに調べると、おでんは地方色も豊かで、静岡風の黒はんぺんや金沢風の車麩、関西風の牛すじ、名古屋風の味噌おでんなど、
地方の名産品や風土を活用したさまざまな具材や味付が存在しているようです。
おでんマップを作成して、ご当地グルメならぬご当地おでんの食べ歩きをしてみたくなりますね。


2013年に日本の伝統的な食文化である和食がユネスコ無形文化遺産に登録され、世界でも注目されています。
農林水産省によると、2019年の海外における日本食レストランの数は、2017年の約11万8000店から約3割増加して、約15万6000店に達しているそうです。
日本酒と合わせて、おでんを日本の伝統的な煮込み料理のひとつとして海外に発信すれば、人気が出るかもしれませんね。

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