第31回 環境に配慮したマーケティングの重要性
みなさんこんにちは!
海洋プラスチック問題やレジ袋有料義務化を背景に、環境に配慮した製品の開発および導入が進んでいます。
これらの製品には、繰り返し使用可能な素材や自然由来の素材が用いられていることが多いようです。使い捨て(ワンウェイ)プラスチック製品でないタンブラーやボトル、オーガニックコットンやリネン素材のエコバックなどにもだいぶ見慣れてきました。
また、食品パッケージなどでプラスチック包材の使用量を減らした商品設計や(紙やプラスチックの)複合素材を単一化・軽量化し、リサイクルしやすくした商品設計なども普及してきています。さらに、フードサービスでもコールドドリンクにペーパーストローを使用するケースが見られるようになってきました。
それと連動して、自治体でも様々な取り組みがなされています。
東京都杉並区は、2001年から区内高校、大学、団体と連携したマイバッグ推進連絡会を設置し、ごみの減量やレジ袋の削減にむけてマイバッグの普及を図っています。2019年からは削減対象をレジ袋を含む使い捨て(ワンウェイ)プラスチックに拡大し、マイバッグキャンペーンを実施しています。
埼玉県春日部市は、市役所から発送する封筒の窓を紙製にする/会議等の出席者にマイボトル持参を呼びかける/啓発品などの配布物には使い捨て(ワンウェイ)プラスチック製品を使わないなどの取り組みを実践しています。
CO2削減が世界中で提唱され、国連では「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択される中、政府は2030年までに使用量を25%減らすというプラゴミの削減目標を掲げています。
その達成に向けて、環境に配慮したマーケティングがいっそう求められる時代ですね。企業、国・地方公共団体、個人の立場で、それぞれの役割が重要視されているといえるでしょう。
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