第29回 音声検索
iPhoneユーザーであれば、一度は利用したことがある音声検索の機能ですが、スマートスピーカーなどのスマート家電、スマートイヤホンの普及によって、音声検索の利用が徐々に増えているようです。
それでは、音声による操作が可能になると、私たちの生活はどんな風に変化するのでしょうか。
たとえば、電話をしながらでもスマートフォンに入っている別の画像やファイルを見ることができるようになります。
逆に、手が離せない状態でも目的地までのルートを検索して、ルート案内を開始することも可能になります。
さらにバリアフリーの観点でみると、手足の不自由な方が部屋の電気をつける動作も音声操作なら飛躍的に行いやすくなるでしょう。
チャット系のSNSなどでは、文字をタイピングするよりも音声を録音して送る方が早い場合もあるでしょう。特に日本語のような造形文字の場合は、漢字変換の必要があるので、タイピング速度に比べて、音声入力速度の方が圧倒的に早くなることは容易に想像できます。
このように多くの利便性が発揮されそうな音声認識ですが、WEB検索の領域ではどんな影響があるでしょうか。
「近くの喫茶店を探して」と話しかけた時に、レスポンスが遅ければユーザーは不満を感じます。そのため、音声検索された時にお店のHPなどは即座に情報を提供できないといけないわけですが、情報量が多かったりするとレスポンスに応じることができず、せっかく作った商品やWEBサイトをSiriに紹介してもらえないことになります。
すでにSEO対策の一環として、対応策を指南しているマーケティング事業者も多いようですので、これからWEBサイトの更新などを考えていらっしゃる方は、この点も参考にしていただけるとよろしいかと思います。
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