第18回 ネットリサーチ


市場調査には、さまざまな手法がありますが、近年ネットリサーチを活用する例がよく見られるようになりました!郵送法や面接法などの従来の調査手法と比較して、①短期間かつ②低コストで実施できることが特徴として挙げられます。

ネットリサーチには、リサーチ会社に登録しているモニターなどを対象に実施する「クローズ型」と広く一般消費者を対象とする「オープン型」の2つの調査法があります。

「クローズ型」では、回答者の属性などの基本情報を把握した上で実施することが可能なため、通常は難しい対象を限定した調査(例えば、医者だけに限定した調査など)ができる一方で、回答慣れしている人が適当に答えてしまう可能性もあります。

これに対して「オープン型」は、回答者に制限をかけることなく調査が可能ですが、属性に偏りが生じる場合や十分な回答数を得られないリスクがあります。

ネットリサーチでは、回答結果をそのままデジタルデータとして取り扱えるため、テキスト入力などの手間が削減でき、自由記述回答のデータも容易に分析することが可能となりました。

2000年頃から利用され始めたネットリサーチですが、2006年には調査手法全体の3割、現在では調査の半分以上がネットリサーチに置き換わったとも言われています。このように、広く利用されるようになったネットリサーチにより、個人や小規模事業者でも比較的容易に消費者への調査が可能になりました。

また、アンケートモニターが急速に増えたことで、モニターを活用した新たなビジネスも生まれています。

消費者の不満の声を買い取るという「不満買取センター」をご存知の方はいらっしゃいますか?

登録モニターは、掲示板に不満の声を自由記述で回答します。すると、記述内容や文量、質などが自動査定され、瞬時に査定に応じたポイントが付与されるというものです。モニター側には溜まったポイントをAmazonギフト券と交換できるというメリットがあり、運営会社側は、集まった消費者の不満の声から、隠れたニーズを掘り起こし、BtoBのコンサルティングなどに活用するというビジネスモデルです。

今まで表に出てこなかったような消費者の困りごとが解決されるような新しいソリューションが開発されることに期待したいですね♪

ビジネスマン
もうネットリサーチはリサーチの主流です。使いこなしてこそのマーケティング担当者です!

次回は、「グレーブヤード・モデル」についてお話します!

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